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News【BOVA NAVI vol.6】「手元のスマホでも勝負できる」縦型動画部門の初代グランプリから学ぶ、撮影の可能性

2026.10.23

【BOVA NAVI vol.6】「手元のスマホでも勝負できる」縦型動画部門の初代グランプリから学ぶ、撮影の可能性
動画制作を進める中で、「本格的なカメラがないと勝てないのでは」「高価な機材を揃えないとクオリティで劣ってしまうのでは」という懸念のある方もいるかも知れません。

しかし、第12回BOVAにおいて、縦型動画部門の初代グランプリに輝いた「Numbers」(資生堂ジャパンの課題「使用感の良さが伝わり、思わずアネッサを肌に塗りたくなる動画」への応募作品)は、スマートフォンで撮影された作品でした。

第6回の【BOVA NAVI】では、制作陣の挑戦にフォーカスしました。
手元にあるスマホを武器に、いかにして1分間のドラマを生み出したのか、その舞台裏と身近な撮影の可能性を紹介します。



スマホならではの「生活のリアリティ」

多くの人が毎日手にしているスマートフォン。そのカメラで捉えた映像には、独特の「生っぽさ」や「生活のリアリティ」が宿ります。


▲第12回BOVAの縦型動画部門にてグランプリを受賞した「Numbers」
「Numbers」の舞台となったのは、コンビニ。普段目にしている画角や手持ちのリアルな揺れ感もあいまって、視聴者は「いま自分の目の前で本当に起きている出来事」のように画面へ引き込まれていきます。



誰もが日常で共感できる身近なシチュエーションをベースにしたからこそ、観る人を自然と動画の世界へ没入させることができています。


身近な違和感×アイデアの掛け合わせ

本作では、「レジでの支払い時にスマホをかざす日常のアクション」に「人の頭上に謎の数字が浮かび上がる」という、日常と非日常的な設定をかけ合わせました。


絵コンテの一部。通知バナーなど、スマホらしいUIも自作しリアリティを演出した。
▲絵コンテの一部。通知バナーなど、スマホらしいUIも自作しリアリティを演出した。
スマートフォンで視聴される縦型動画では、離脱を防ぐ設計も重要になります。 本作では、SNSのタイムラインになじむリアルな映像表現で親近感を持たせつつ、冒頭で強烈なフックをつくり、引き込む工夫も。
さらにテンポのよい展開によって、最後まで飽きさせない構成を実現しています。

撮影はスマホに専用のレンズを付けて実施
▲撮影はスマホに専用のレンズを付けて実施
実際の撮影現場においては、縦型画面の画角やスマートフォンの特性を捉えた演出を行い、全編スマートフォンで撮影しています。時には出演者自身が画面の向きや距離感を意識しながらカメラマンを兼ねる場面もあり、リアルな空気感を生み出す工夫が散りばめられています。

企画・制作のヒント

1.スマホならではの「リアルさ」を武器にする
手持ちのスマートフォン特有の距離感や画角、自然な動きを活かします。視聴者に「いま自分の目の前で起きている」ような圧倒的な没入感を与えることができます。

2.「日常の行動」×「非日常の設定」で魅せる
「レジでスマホをかざす」といった見慣れた日常のアクションに、ひとつの違和感や謎を掛け合わせます。身近な共感ベースの設定と表現の工夫が、観る人を惹きつけるフックとなります。

3.縦型動画特有の「離脱防止設計」を組み込む
SNSタイムラインに馴染む質感で親近感を持たせつつ、冒頭で強烈な引き込みをつくります。結末(オチ)までの展開を明かさないバランスを保ちながら、テンポよく情報を提示し続ける構成が有効です。

4.スマホならではの演出の工夫
画面越しに見えるスマホUIの工夫や、演者自身がカメラを扱うような距離感の演出など、アイデアと表現の工夫次第で作品の魅力は一気に引き上がります。

まずはスマホを取り出して、最初の1カットを撮影してみるのはいかがでしょうか。

課題一覧はこちら! ▶

次回(vol.7)も、企画の壁を突破するヒントをお届けします。どうぞお楽しみに!
皆さまの自由な発想によるご応募を、お待ちしています!

※引用元:AdverTimes.「BOVA縦型動画部門グランプリの資生堂「Numbers」 スマホ撮影